SNSって、本人に関連する情報が上がってくるよう、設計されています。
たとえば、映画が好きな人のタイムラインには、新作の封切り映画や、Amazonプライムビデオの広告が流れるようになっています。
で、鍼灸師(だけでなく、治療家を仕事にしている人)のタイムラインには、《すごい治療法》の宣伝が入ってくるんです。
しかし、私は、それをうさん臭く感じるんですね。
なぜかというと、そんなにもよく効く治療法(しかも民間療法)があるとしたら、「病院が滅亡してるんじゃなかろうか…?」と思うからです。
あ、《すごい治療法》は、医師会の圧力でつぶされているんだ…とかの、陰謀論は考えていません。
保険が使える病院は圧倒的に、「価格競争で有利」なんですが(その点、鍼灸院が後塵を拝する原因になってますが)
しかし、その《すごい治療法》は、民間療法なんです。
鍼灸師や、柔道整復師(整骨院の先生)のように、国家資格を取る必要がないんです。
「素人でも治せるようになる!」
「こんな簡単な施術で、驚きの効果!」
誰もが簡単に使える治療法で、そんなすごい効果があるものがあったら、、、、価格競争の点でも、病院に勝てるんじゃないかと、私は考えちゃいます。
だれもが技術を習得して、一家に一人、治療家がいる時代になるでしょうから。
つまり、うさん臭いんです。
私は、鍼灸以外の、他の技術ももちろん持っていますが、そちらが選択肢に出てくるのは、残念ながら、軽症の方だけ。
最初は、鍼を怖がる方のために、指圧にしたこともあったのです。
指圧は、昔、ある首相が、 「日本の宝」とまで評した治療法ですが、鍼灸も指圧も両方できるようになって感じるのは、指圧で皮膚の上から押しても、どうしてもとりきれないものが残るということです。
また、最近ではカッサ(グアシャ)も一部に取り入れていますが、やはり深部に残るものがある。
身体の深部にコリができるのか?というと、できるんです。
患者さんの方からも、「スッキリしたというには、まだ深部に感じが残っている」と言われます。
そういった感覚は、間違いないと、私も思う。
鍼だって、一長一短ある治療法で、完ぺきとは言えないのですが、それでも、ほかの治療法に比べると、効果の大きさが違う。効果の安定性が違う。
今後も鍼灸以外の治療法を勉強しに行ったり、試したりすることもあるとは思います。勉強も続けます。
ですが、鍼灸を極めていくほうが、患者さんのお役に立てるという、核心は揺るぐことがないような気がするのです。
というわけで、すごい治療法はたぶんあるんだけど、探しに行こうとは考えていません。
探すことに時間を使うより、鍼灸治療を一回でも多く受ける方が、確実に治っていくと思うからです。
★ご予約、お問い合わせはこちら★
LINEは、最も頻繁に新着情報が届きます。
RECOMMEND
PROFILE
山崎 美穂 やまさきみほ
鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)
大阪の女性鍼灸師
子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。
詳しいプロフィールはこちら>
お問い合わせ・ご予約はこちら>
【無料メルマガのお申込み】
●希望される方は、ホームページのトップページまたは、メールからお申し込みください。
●解除を希望される方は、解除希望のメールアドレスをお知らせください。
●メルマガには、ほかには書かない記事を載せています。
記事がお気に召したら、お友達にシェアお願いします♪
玉造近辺のグルメ情報はこちら
発行者 はりきゅう和-nagomi- やまさき みほ 〒540-0004 大阪市中央区玉造2-16-18
Comments