美容鍼、流行っていますよね。
当院のメニューにはありませんが、治療を目的に、お顔に鍼を刺すことは少なくありません。
疲れ目の治療
顎関節症
鼻炎
顔面神経麻痺
などなど。
意外に鍼灸で、顔に鍼をすることはよくあります。
そういった治療のとき、お顔に鍼をして、シミができるんじゃないか?なんて考えたら、不安になります。
さて、どうなのでしょうか。
皮膚は、一番外側にある「表皮」という部分と、その下にある「真皮」という部分の、二層構造になっています。
さらに、表皮にも底があって、「基底層」といいます。
皮膚の細胞は、基底層で細胞が分裂して、作られます。
それとは逆に、一番外側は、垢として剥がれていきます。
一番外側、一番表面が剥がれていくので、皮膚は「せり上がり」方式です。
そして、シミというのは、皮膚層の中にできた「汚れ」「おこげ」みたいなもので、皮膚の深部から、表面にむかって、浮かび上がってきます。
ですから、鍼で、シミが増えるということはありません。
ただ、「そう見える」ことはあります。
全体的に血行がよくなったことで、くすみがとれ、逆にシミが目立つようになった場合。
小さな内出血ができて、それをシミと誤解した場合。
内出血は、それができた瞬間にしっかり押さえて圧迫するのが一番。
できてしばらくたった内出血も、早い方が対処は簡単です。
内出血しているところに、ごく細い美容用の鍼を刺して置鍼すると、血球成分が来て、食べてくれます。
シミの改善は、美容鍼の専門家も、「定期的な治療を3か月~」と言っています。
皮膚のターンオーバーは、二十代でも28日周期。三十代、四十代だと、その周期は伸びますから、「多少の効果を感じられるようになるまで3か月」
思いのほか時間がかかるのは事実だというのが、いろいろ試して(←とはいっても、自分の顔には面倒くさくてやってない。やれ)
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PROFILE
山崎 美穂 やまさきみほ
鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)
大阪の女性鍼灸師
子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。
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